栄研でございます😇
今回は【やわらか食】について
栄研ブログでおなじみの加藤様より貴重なお話をいただきましたので、紹介させていただきます。
※加藤様を知らない方はこちらをチェック👇
https://www.eiken-healthfood.co.jp/blog/saigai
やわらか食とは~嚥下調整食分類
噛む・飲み込む機能が低下した方のための「嚥下調整食」という食事があります。
嚥下調整食の特徴は以下の通りです。
・食材が軟らかいこと
・さらさらしておらず、ほどよい粘度があること(逆にベタベタしすぎていないこと)
・口の中でまとまりやすく、ばらけないこと
噛む・飲み込む機能が低下した方への食事として、通常の食事を粗く刻むか、細かく刻む「刻み食」という形態で提供されることもあります。
しかし、歯や口の中を治療した方・噛む力が弱いが歯ですりつぶして飲み込む力は問題ないという方でしたら適しているのですが、口の中ですりつぶしたり、食べ物をまとめる・喉に送り込んで飲み込む力が弱っている方には必ずしも刻み食は適しているとは言えません。
ユニバーサルデザインフードとは
ユニバーサルデザインフード(UDF)という年齢を問わず「みんなにやさしい」をコンセプトにした食品があります。
UDFマークが商品のパッケージについているのが目印です✅
(日本介護食品協議会HPより抜粋)
レトルト食品や冷凍食品・飲み物や食品に食べやすくとろみ(粘度)をつけるとろみ調整食品などがあります。
噛む・飲み込む段階に分けて4区分に分かれます。
噛む・飲み込む目安を参考にして、食べる人に合った区分の食品を選択しましょう。
食事を準備する調理担当の方が試食していただくと、食材の大きさ・かたち・やわらかさ・味付けなど参考になります。
ユニバーサルデザインフード(UDF)区分1「容易にかめる」
噛む力の目安:かたいものや大きいものはやや食べづらい
飲み込む力の目安:普通に飲み込める
普通のごはんかやわらかめのご飯が食べられる方・食べ物が難なく飲み込めるという方に適しています。
(参考商品)
キユーピー やさしい献立シリーズ(容易にかめる)
その他「容易にかめる」商品👇
ユニバーサルデザインフード(UDF)区分2「歯ぐきでつぶせる」
噛む力の目安:かたいものや大きいものはやや食べづらい
飲み込む力の目安:ものによっては飲み込みづらいことがある
おかゆややわらかいご飯が食べられる方・おかずはやわらかく一口大の大きさだったら噛めるという方・飲み込みにくさがある方に適しています。
(参考商品)
キユーピー やさしい献立シリーズ(歯ぐきでつぶせる)
その他「歯ぐきでつぶせる」商品👇
ユニバーサルデザインフード(UDF)区分3「舌でつぶせる」
噛む力の目安:細かくてやわらかければ食べられる
飲み込む力の目安:水やお茶が飲み込みづらいことがある
主食はおかゆを中心に召し上がっており、おかずはやわらかいものを細かく切ったりすりつぶしたほうが食べやすいという方に適しています。
ムース食とも呼ばれることが多いのが、この区分の料理のかたちになります。
(参考商品)
マルハチ村松 煮こごりシリーズ
その他「舌でつぶせる」商品👇
ユニバーサルデザインフード(UDF)区分4「かまなくてよい」
噛む力の目安:固形物は小さくても食べづらい
飲み込む力の目安:水やお茶が飲み込みづらい
主食でおかゆを食べるのが難しいという方・おかずはやわらかく細かくしても飲み込むのが難しいという方に適しています。
なめらかに飲み込みやすく調理されています。
(参考商品)
ハウスギャバン とろとろ煮込みシリーズ
その他「かまなくてよい」商品👇
いかがでしたでしょうか❓
「ユニバーサルデザインフード」「UDF」・・・
なんとなく聞いたことあるような感じ🤔
言葉は知っているけどなんとなく基準が曖昧🙄
・・・という方、
今回のお話でモヤモヤした部分がすっきりしたのではないでしょうか🙂
現在手作りで提供されている方も、一度このユニバーサルデザインフードをお試しいただければ、味やかたさが参考になって良いかもしれません。
逆に、これから嚥下調整食を取り入れるという方もユニバーサルデザインフードをお試しいただければ今後の参考になるのではないでしょうか。
【栄研】では今回紹介させていただいた商品の他にもいろいろなやわらか食を取り揃えております。
商品の詳細・購入はこちらから👇
https://www.eiken-healthfood.co.jp/